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人工物質の脅威:大気・水・食品
370531 イベルメクチンの効果は未知段階。接種のタイミング・摂取量が重要?イベルメクチンの効果の3つの可能性
 
伊藤耕大 ( 25 山形 会社員 ) 21/09/14 AM00 【印刷用へ
イベルメクチンがコロナウイルスに効果があるとSNSで話題になっている、
イベルメクチンは元々寄生虫の特効薬であり、イベルメクチンが寄生虫の細胞膜のチャンネルに作用しそのチャンネルを開くことで線虫をマヒさせることで駆除・機能不全を発生させる。

コロナウイルスはスパイクタンパク質によって引き起こされるが、イベルメクチンはスパイクタンパク質の結合を阻害させている可能性がある。実際シミュレーションによってその可能性が示唆されていることからこの説の可能性は高い。

本文ではほかに2つの可能性がソース元と共に提示されており、
そのうえでメリット・デメリットにも触れている

原理を知ることが本当に安全なのか危険なのかを決める重要な要素となる。
リンク

以下リンクより引用
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 ツイッターを眺めていると、新型コロナウイルスへのイベルメクチンの効果を熱狂的に信じている人たちが日米にいることが分かる。イベルメクチンは寄生虫の駆除薬として人間や家畜に広く使われてきているものだ。元となるエバーメクチンを放線菌から発見した大村智博士は、その功績によりノーベル賞を受賞されており、抗寄生虫薬としての効果に疑いはない。


 しかし、なぜ寄生虫の特効薬がウイルスに効果があると考えられているのだろう? イベルメクチンをめぐる意見は疫学調査や臨床試験の結果をもとに盛んに発信されているが、イベルメクチンが新型コロナウイルス感染症に効く根拠となる分子メカニズムを解説した日本語解説記事を目にしたことはなかった。

 私は染色体を研究する細胞生物学者であるが、日本の学界との利害関係がない立場にあるからこそ、むしろバイアスを排した見方ができる面もあると思い、この疑問について勉強して見えてきたポイントを紹介することにした。

寄生虫に効果がある理由
 まずは、何故イベルメクチンが寄生虫への特効薬なのかをおさらいしよう。


 細胞膜には、特定の刺激が来ると口を開いて物質を通すチャンネルがいくつもある。寄生虫である線虫がイベルメクチンにさらされると、神経細胞や筋細胞、生殖管細胞などの細胞膜上に存在する「グルタミン酸作動性クロライドイオンチャンネル」にイベルメクチンが結合してチャンネルが解放された状態になってしまう。これにより、線虫は麻痺して死んでしまったり、生殖できなくなったりする。このチャンネルは昆虫にも存在するので、イベルメクチンはダニによる疥癬にも効果を発揮する。
 イベルメクチンは、哺乳類の細胞膜チャンネルであるグリシン受容体、GABA受容体、ニコチン受容体にも「化学的には」作用することができる。しかし、脳・脊髄などの中枢神経に存在するこれらの受容体チャンネルに作用するには、血液脳関門や血液脳脊髄液関門を突破する必要があるが、通常量のイベルメクチンを経口服用してもこれを突破できず、脳神経が麻痺することはない。これがイベルメクチンの抗寄生虫薬として極めて優れた点だ。ただ、イベルメクチンを大量摂取すると血液脳関門が漏れることもある。

コロナに効くメカニズムの3つの可能性
 では、イベルメクチンが新型コロナウイルス感染症に効果を発揮するとすれば、どのような分子メカニズムによるのだろう? 大村智博士のインタビュー記事では、以下の3つの可能性が指摘されている。

@ウイルスの表面にあるスパイクタンパクにイベルメクチンが結合して体内にあるACE2レセプターとの結合を阻害し、細胞に侵入するのを防ぐ

Aウイルスは一本の鎖状のタンパク質を形成するが、メインプロテアーゼがそれを阻害。またウイルスタンパクを核内に運ぶインポーチンなどに結合して、ウイルスの増殖を防ぐ

B免役調整をして炎症、免疫の暴走によるサイトカインストームを抑え、重症化を防ぐ

 1つ目の可能性は、コロナウイルスが感染するためには、哺乳類の細胞表面にあるACE2レセプターにウイルスのスパイクたんぱく質が結合する必要があるので、イベルメクチンがスパイクたんぱく質に作用して、ACE2とスパイクの結合を阻害できれば感染を抑制できるというものだ。しかし、そもそもエバーメクチンはゴルフ場の土壌にいた放線菌から採取されたものだ。土壌には線虫が多数生育しており、放線菌が線虫に対抗する物質としてエバーメクチンを分泌することは生物戦略として理解できる。では、放線菌由来のイベルメクチンが、哺乳類のみに感染するコロナウイルスのスパイクたんぱく質に、たまたま強い結合能力を示すということはありえるだろうか? ちょっと考えにくいが、実験してみないことにはわからない。
 そこで、アメリカ国立医学図書館の文献データベースPubMedで”SARS-CoV-2”(新型コロナウイルス)と”Ivermectin”をキーワードとして検索したところ、216の論文がヒットした(2021日9月4日の検索結果)。この216の論文をチェックしてみると、イベルメクチンがスパイクたんぱく質と結合することをコンピューターシミュレーションによって予測した論文はあったが(Ivermectin Docks to the SARS-CoV-2 Spike Receptor-binding Domain Attached to ACE2,The binding mechanism of ivermectin and levosalbutamol with spike protein of SARS-CoV-2 )、生化学的・細胞生物学的手法で実証した論文は見当たらなかった。

引用終わり
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