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人類の起源と人類の拡散
370561 踊りは自然とのまぐわい?
 
大森久蔵 ( 30代 横浜 専門職 ) 21/09/15 PM02
未開部族を中心とした踊りから万物との一体化を紐解いてみたい。

〇そもそもなぜ踊るのか?
インディアンの伝承では、万物は動いていると考えられた。
変化は循環や周期(めぐり)からくる自然で避けがたい結果で何ごとも同じままではありえない。すべてがつねに変わり続ける。
けれども、すべては丸く円をなす。もとにもどってまったく同じになるというのでも、周期がただくり返すだけというのでもないが、すべてはかならず同じ場所にもどってくる。
目に見えるものと見えないものとを問わず、すべての運動はこうした周期的循環にかかわる踊りであり、一族がする各種の円陣踊りのように、それぞれの秩序や規則をもっていると考えられた。
大地の踊り、大空の踊り、宇宙の大いなる踊りなど、多くのものごとが秩序ある踊りになぞらえられていたという。
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このように、踊りは文字通り万物と同じ動きをする=万物との一体化過程そのものだったのだろう。
「踊りは自分や廻りの仲間を超えて、全てのもの、大地や宇宙と一体化する」というネイティブカルチャーの言葉はそれをよく表している。
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〇踊りと一体化の関係は?
未開部族における「踊り」は単純なリズムを全員で繰り替えし口で復唱するもの、繰り返し肉体を揺さぶるものが殆どだ。
このような踊りを30分〜数時間以上繰り返すうちに、所謂トランス状態に陥り、強力な充足を得ることができる。
重要なのはこの「単純なリズム」と「繰り返し」。
踊りを始めてから最初のうちは、リズムが微妙にずれるが、それを何度も何度も同じリズムを繰り返す内に、ついにみんなのリズムは限りなく同じに近づき、シンクロする。
そして、自分が声を出しているのか、みんなが声を出しているのかが解らなくなるという。これがトランス=みんなとの一体化状態だ。
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〇踊りの時に分泌される駆動物質は?
踊りによって痛みや恐れを和らげるベータ・エンドルフィンが分泌される事が知られているているが、とりわけみんなで踊る盆踊りでは、オキシトシンも分泌されることが分かっている。
始原人類にとって、自然は怖れの対象そのもの。
そのような状況の中、みんなで、長時間、単純なリズムを繰り返す事で、自然に対する怖れを和らげるβエンドルフィンを分泌させるとともに、オキシトシンも分泌させることでみんなを超えた自然(=万物)との一体化を実現したのではないか?
これら物質は性充足で得られる物質と同じであることを考えると、「踊りは自然とのまぐわい」と捉えることもできそうだ。
 
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